「恋の行方」からの「恋心」
徳永英明の古参ファンなんだけど、といっても、今すごいオッカケてるわけではないので、もうファンの端くれとも言えないかもしれないんですけどね。
それでも80年代後半から2000年ぐらいの彼の楽曲はだいたいソラでも歌えるぐらいなもんで、たまに発作が起きたかのように掘り返して聞いているんですがね。
まあ、これは書いておきたい。
レボリューションツアーの頃、まあすなわち90年くらいだと思うんですけどね。その頃の楽曲で「恋の行方」ってのがあるんです。
Ah 追いかけても捜せない恋の行方
Ah 急がないで幸せを誘わないで
いつかこんな夜が来ると思っていた
君が想う程に時間は選べない
どうすれば今を分かち合えるというの
肩も抱けないで背中向けて眠った君の
こぼす涙も癒せはしない
Ah 駆け出しても捜せない恋の行方
Ah 迷うごとにやさしさも逃げてゆくよ
若くてみずみずしい激しさを感じる恋心を歌った歌ですね。どちらにしても、まあ、背中を向けて眠る君がいても、スマートに慰めることもできないヘタレ感というか、不器用なところは徳永英明の歌詞ではよくあるんですけど。「僕のそばに」もそうですね。
からの、remindアルバムに収録されている「恋心」。
そっと終わりがくる恋ならば
いまは素直でいたい
ひとりぼっちのこの恋ならば
燃えつくせたらいい…
あなたの頬に両手をあてて
ぬくもりだけを感じでも
あなたが見せる笑顔の奥に
何があるのかも聞けない
ひとりぼっちのこの恋心
少し勇気を下さい
年を経て荒々しい激しさを持っていた恋心が、歳を重ねてよりしっとりと重厚に、そして、年をとった分臆病になった歌詞として表現されてます。どっちにしてもヘタレなんですが、まあ実際そんなかっこよくなんて出来ませんからね。
長くFANをやってると、いろいろ感じるというか、考えるものがありますね~。